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実績・事例

2021/04/21

 

実績・事例

【鈴木ブログ vol.2】一番頑張っているのは誰?

目次

一番頑張っているのは誰?

私が生まれ育ったのは、江東区の深川で、私は240年続いた6代目の江戸っ子である。

 

隣地との壁も無く、隣のおばちゃんが、挨拶もせず勝手に玄関をあけて
「このアジフライ美味しいよ。」とズカズカを入ってきたり
「ちょっとお醤油かして」とか
又、悪さをすると遠慮なくビンタを喰らった時もあった。

 

そんなほんわかした近所で、女の子が生まれた。

 

 

妊娠中に旦那は失踪した。

 

近所のおばさんたちの応援・励ましもあり、
一人で産むと決心し生まれた元気な赤ちゃんだった。が、
2歳か3歳の時にその子が発達障害である事が判明する。

 

ママ友たちが公園で子供を遊ばせている輪からも遠ざかっていく。

 

声をかけてもチャイムを鳴らしても居留守を使う用になる。

 

買い物も母一人、子供を外出させないようになった。

 

幼稚園にも行かせなかった。

 

 

やがて子供からは笑顔が消えていった。

 

 

「自分はなんでこんな子供を産んだんだろう。夫が蒸発し、子供と二人で生きていくと決めていたのに。
なんで私だけがこんな不幸になるのか!いっそ子供と心中でもしてしまおうか?」

 

何度もそんなことを考えという。

 

そんな時、先人切ってドアを叩いたのは、私にビンタを見舞わせた隣のおばさんだった。

 

「あんた、なんで子供、外で遊ばせないんや?そんなにこの子が恥ずかしいんか?
一生家から出さん気か?それでいいんか?分かった。そしたらこの子は今日から私が育てる」

 

と言って、子供の手をとりおばさんの家へ連れて行こうとする。

 

そんな時でも子供は「ママ、ママ」と涙をこぼしながら母親を呼ぶのである。

 

その時母親は「はっ」とする。

 

外に子供を見せたくない、恥ずかしい、みじめだと思っているのは自分なんだ。
この子は一生懸命生きようとしていて、自分はその子供の未来に蓋をしてしまっていたことに気づく。

 

我に返った母親は、裸足でおばさんと子供を追いかける。

 

子供はおばさんの手を払い、母親の胸に泣きながら飛び込む。

 

「ママ、ママ、」と泣き叫ぶ子供。
「ごめんね、ごめんね」と子供を強く抱きしめる母親。

 

後ろには、顔にしわを寄せ満天の笑顔で母子を見つめるおばさんがいた。

 

 

どんなにロボットやITが進んでも、母と子供のぬくもりは造れない。

 

人の幸福は誰かが決めるものでは決してない。

 

自分が勝ち取り確信持って決めるものである。

 

だれかが言った。

 

 

子供は生まれた時、両手をギュっと握っている、自分の幸福の風船を握っている。
そして初めて手を開いた時、幸福は一度その手をすり抜け空へ飛んでいく。

 

それを再度つかみ取るために長い人生が始まるのだと。

 

 

おばさんは何年も前に天国へ旅立った。

 

子供は結婚し2人の子を授かり、幸福に暮らしている。

 

 

 

 

記事の担当者

 


 法人営業部 部長
 鈴木 保 (Tamotsu Suzuki)

 実務経験:約30年
 得意分野:賃貸仲介(オフィス・店舗賃貸)、PM業務
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