年齢に関係なく、一人暮らしをしていると、急に具合が悪くなり一人で死んでしまったらどうしよう・・・と不安になることがありますよね。私も一人暮らしをしていた20代の頃、急に具合が悪くなり意識がなくなるかもしれない。せめて食事のゴミだけは綺麗に片づけておこう!なんて考えていた時期がありました。確かテレビで孤独死に関する報道を見た直後の頃だったと思います。
内閣府が発表した「令和4年版高齢社会白書」では、2030年に65歳以上の一人暮らしの割合が約800万人に増加します。
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孤独死とは?
主に一人暮らしの人が誰にも気づかれることなく1人で亡くなり、長期間(2日程度以上)それに気づかれない場合に使われることが多いようです。
一人暮らし高齢者の死亡者数
高齢者人口の増加に伴い、孤独死は増加しています。東京都福祉保健局監察医務院の統計によると「東京23区内における一人暮らしで65歳以上の人の自宅での死亡者数」は年々増加しており、2018年で3,882名となっています。

一人暮らし高齢者の終活はどうすればいい?
では、一人暮らしの場合、孤独死を想定して終活を行うべきでしょうか。下のグラフは、日本人全体の死亡場所に関するグラフです。

※四捨五入し数字を算出しているため合計100%ではありません。
このグラフを見ると、日本人全体の約70%は病院で最後を迎えているということになります。一般的には、体調が急変すると救急車で病院に緊急搬送され、その後死亡しているということですね。そのため、まずは孤独死を過度に心配せず、病院で死亡することを想定して終活を考えるといいのかなと思います。