2021/10/25
実績・事例
【岡部ブログ vol.20】測量の種類

目次
- ○ 測量の種類
- ○ 現況測量(一筆測量)のながれ
- ○ 境界確定のながれ
- ○ 土地評価に求められる測量の制度
- ○ 既出の測量図
測量の種類
一言で測量と言っても、その目的によって内容は異なります。
<筆界・境界に関する測量>
・一筆測量 1:100~500
・現況測量 1:100~500
<設計施工のための測量>
・現況測量 1:50~500
・高低測量 1:50~100
・縦横断測量 1:50~100
・真北測量
現況測量(一筆測量)のながれ
①資料調査:既出の地積測量図や道路区域座標などを調査します。
⇓
②現地の実測
⇓
③作図(仮測量図)
⇓
完了 ※標準期間1週間
境界確定のながれ
①資料調査:既出の地積測量図や道路区域座標などを調査します。
⇓
②現地の実測
⇓
③画地調整
⇓
④作図(仮測量図)
⇓
⑤立会依頼
⇓
⑥境界点仮表示
⇓
⑦隣地所有者立会い(道路査定立会い)
⇓
⑧境界標設置(杭埋設)
⇓
⑨確定測量図作成
⇓
⑩筆界確認書取交し
⇓
完了 ※標準期間2~3ヶ月
土地評価に求められる測量の制度
「地積」のところでも述べましたが、
通達では実際の地積とされており、精度までは規定がありません。
実務上は、税理士さんが自前で行った簡易測量も認められているようです。
よって、現況測量で十分な気もしますが、
筆界が現況と異なる場合もありますので、注意が必要です。
既出の測量図
以下は、測量しなくても手に入る可能性のある測量図です。
道路台帳は、市町村が測量会社に発注して作成管理している図面で、
基本的に1:500で作成されており精度は高いので、
他の測量図がないときには、最低でも取得したい資料です。
・地積測量図 1:250
・道路台帳 1:500
・白地図 1:2500
・建築確認申請図 1:50~100
記事の担当者
代表取締役
岡部 弘幸 (Hiroyuki Okabe)
2016年 株式会社BFコンサルティング設立
得意分野:相続に関する不動産問題、土地評価等
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