2021/09/24
実績・事例
【岡部ブログ vol.17】地籍調査

地籍調査は、昭和26年から行われており、その開始から70年が経過しています。
令和2年度末時点における地籍調査の進捗率は52%と、教科書執筆時の平成30年度末から増えてません。
詳細は、国土交通省「地積調査Webサイト」を参照下さい。
http://www.chiseki.go.jp/index.html
目次
公図の歴史(1)
※国土交通省 地積調査Webサイト 「明治以降の地積と地図の歴史」より引用
公図の歴史は、明治4年の「廃藩置県」に遡り、
明治6年の「地租改正」頃から作成され始めたものが今も一定数使用されています。
教科書の図20にも記載のとおり、当時の測量は、当然、現代のようなトランシットや光波ではありません。
そして、測量をしていたのは戸長や土地の所有者です。
測量士でも土地家屋調査士でもありません。
そんな測量データを信じられますか?
その時の測量データが合ってると思う方がどうかしてます。
このような土地が全国の48%を占めているという現実を先ずは知ることが大事です。
公図の歴史(2)
公図の歴史(3)
※国土交通省 地積調査Webサイト 「明治以降の地積と地図の歴史」より引用
「なぜ測量が必要か?」
この実情を理解していれば、そんな疑問はもはや出てこないはずです。
記事の担当者
代表取締役
岡部 弘幸 (Hiroyuki Okabe)
2016年 株式会社BFコンサルティング設立
得意分野:相続に関する不動産問題、土地評価等
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