2021/08/30
実績・事例
【鈴木ブログ vol.14】人と出会える一日は、百日分の価値がある

ドキュメンタリーテレビを見入ってしまった。
目次
被写体
アフリカ・ソマリアの難民キャンプで食料の配給を待つ、瘦せこけた少年がいた。
写真家のN氏は劇的な写真になると思い、レンズを向けた。
少年は浮き出たあばら骨をを両腕で隠し、人波に隠れた。
痩せた自分の姿を恥じた少年は「被写体」ではない、自分と同じ人間なんだ、とN氏は気付いた。
別の機会に、いかにも「難民の少女」らしい、痩せ細った少女を撮ろうとした。
ところがその時、少女はにっこり微笑んだ。
N氏は「難民らしい」写真を撮ろうとしていた私の意図は、その少女の微笑みに打ち砕かれた。
自分がたまらなく恥ずかしくなった。と痛感。
会うことの大切さ
取材の場面のみならず、誰にも似たような経験があろう。
コロナ禍であることは十分配慮しなければいけない。
だが一般論として、「現場」に行き、人に接するということは、
ある意味で、知識を基に創った視点、見立てを修正していく作業ともいえる。
足を運び、会わなければ気づかない事は沢山ある。
「人と出会える一日は百日分の価値がある。」そんな言葉がアフリカにはある。
手紙やメールで繋がるのも良いと思う。
しかしコロナが収束したら、「会う」ことで得る「発見」「気付き」を大事にしたい。
自身の殻を打ち破り、成長するための糧となるからだ。N氏からそんな事を教えられた思いがした。
記事の担当者
法人営業部 部長
鈴木 保 (Tamotsu Suzuki)
実務経験:約30年
得意分野:賃貸仲介(オフィス・店舗賃貸)、PM業務
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